Kia ora
『ベルサイユのばら』大ファンの私とそうでない家族の親子三人の4泊5日のパリ日誌をお届けしています。
パリ旅行3日目は、待ちに待った『ベルばら』発祥の地『ヴェルサイユ宮殿』を訪れました。
銀面の世界に映る『ヴェルサイユ宮殿』は幻想的でとても美しかったのですが、日暮れに森の中で迷ったりというハプニングもありました。
そうした実体験やアドバイスなどを詳しくこれから紹介していきます。
『ベルばら』ファンでない方も、これから『ヴェルサイユ宮殿』に行かれる方は是非最後までお付き合いください。
はじめに
1月の頭にフランスの首都パリに4泊5日で滞在しました。
家族構成は、『ベルサイユのばら』の大ファンの私とそうでない二人の三人。一人は高校生の子供です。
そういう訳で滞在中は『ベルばら』のゆかりの地と、家族受けが良い典型的なパリの名所を盛り込んで日程を組みました。
1日目
正午に電車でパリ到着。3時から観光開始
『ノートルダム寺院』『コンシアージュ』『ポンヌフ』『バスティーユ』
2日目
『エッフェル塔』『コンコルド広場』『オペラ座』『チュイルリー公園』『シャンゼリゼ通り』『凱旋門』
3日目
『ベルサイユ宮殿』『凱旋門』
4日目
『ルーブル美術館』『モンマルトル』
*一日目と二日目のパリ市内の観光については↓をクリックしてご覧下さい。

ベルサイユ宮殿の特徴
「ベルサイユのばら」と言えば、何と言っても『ヴェルサイユ宮殿』。
ベルばらファンなら『ヴェルサイユ宮殿』に行かずして、フランスを訪れたことにならないと言っても決して過言ではないでしょう。
すでにご存じの方は多いと思いますが、まずはその『ヴェルサイユ宮殿』について簡単に紹介します。
特徴
ヴェルサイユ宮殿パリの南西22キロメートルに位置し、フランス人には宮殿 Palais de Versaillesではなくフランス城 Château de Versailles の呼び名で呼ばれています。
1682年、フランス王ルイ14世(1638年 – 1715年、在位1643年 – 1715年)により建造され、バロック建築の代表作として有名です。宮殿内には権力の一極集中を図るべく地方の有力貴族の居住空間が設けられており、このためフランスの絶対王政のシンボルとても知られています。
また宮廷文化やフランスの芸術・文化の発展にも大きく貢献しました。
みどころ
ベルサイユ宮殿には見所が一杯です。
その中でも、特に有名な見所として
鏡の間
357枚もの鏡に覆 われた豪華絢爛な内装。儀式や外国の賓客を謁見するために使われた
王妃の寝室
最後にこの部屋を使ったのは、マリー・アントワネットで、ここで出産も行った。寝室の鏡の前はマリーアントワネットの胸像が据えられている
礼拝堂
金色の彫刻や装飾品、大理石の柱などが贅沢に使われ、高い天井には豪華な彫刻が施されている。ルイ
16世とマリー・アントワネットの婚儀が行われた。
庭園
幾何学模様の芝生や花壇、噴水、彫刻がある広大な庭園。庭園の中にはマリー・アントワネットが晩年過ごしたトリアノンとプチ・トリアノン宮殿がある
などが挙げられます。

公式情報 ( 冬期:ローシーズン)
住所: Place d’Armes, 78000 Versailles, France
アクセス:車で40分、電車(PER line C ) で30~60分
最寄り駅:
Versailles Château Rive Gauche
Versailles Rive Droite、 the
Chantiers
開館時間:9:00 ~17:30
(トリアノンは正午会館)
月曜日休館
入場料金:€ 25 トリアノン€15
日本語音声ガイド:€5 トリアノン含む :€8
公式サイト:
https://en.chateauversailles.fr
上の情報は2026年2月現在のローシーズンの情報です。ハイシーズンの営業時間や料金とは異なります。訪れる前に必ず公式サイトで内容を確認しましょう。
実際に訪れた体験談
それでは『ヴェルサイユ宮殿』を実際に訪れてみてどうだったのか、これから紹介していきます。
アクセス
朝11時の入場を目指して、バスティーユ近くの宿を9時に出てメトロ(PER Line 3 ) に乗りました。乗り換えの電車の路線が事故のため急遽閉鎖されており、別のプラットフォームに移動したりで、ヴェルサイユ宮殿の最寄り駅 the Chantiers まで1時間半近くかかりました。
ハプニングはありましたが乗換駅では係員の人がきちんと誘導してくれ、焦ることはありませんででした。反対に、パリ市内から結構な距離があるにも関わらず、料金は一区間の€2.55と安いことにとてもびっくりしました。


駅から雪に覆われている道をゆっくり歩いて20分ほどでヴェルサイユ宮殿に到着しました。雪が降ってなかったら10分ちょっとで着いていたと思います。
ヴェルサイユ宮殿
正門の端にある既にチケットを持っている人用の入り口に5分くらい並んで荷物検査をして中に入ることができました。予約をしていてよかったと思ったのも束の間、宮殿の中は先に入っていた人でごった返ししていました。特にあの有名な鏡の間は、思い思いに時間をかけて写真を撮る人(そういう私もですが)の吹き溜まり場になっていて、「ベルばら」で描かれれていた優雅な舞踏会の雰囲気などひとかけらもありませんでした。もっと早い時間に行くべきだったと反省しています。






その一方で「ベルばら」や、歴史の教科書、それから映画で観た部屋や絵画を目の当たりにし、来た甲斐があったとしみじみ思いました。
●所要時間
見学できる部屋は限られているので、思いのほかベルサイユ宮殿内の見学は終わりました。私は音声ガイドを聞きながら写真を撮ったりしていたので1時間半かかりましたが、家族は1時間で終えていたようです。
●音声ガイド
とても役にたちました。トリアノン宮殿の分も入れて€8かかりますが、例えば上のルイ14世の彫刻については「自身を太陽の神アポロンに例え…」など詳しい説明でとても高校生の子供も熱心に聞いていました。お薦めです。
●昼食
1時ちょっと前に、すでに家族が30分ほど並んでくれた宮殿内のアンジェリーナのティルームで、サンドイッチとケーキの昼食を取りました。お薦めのモンブランケーキは、日本のに比べて砂糖が多くちょと味が違いました。ヴェルサイユ宮殿が発祥地である名物のホット・チョコレートの存在を知らず注文しなかったことを今でも悔やんでいます。
カフェを出た1時半には待っている人の列はさらに長くなっていました。
長い待ち時間を避けるためにも、早い時間に入場すべきなのでしょうね。



庭園
ヴェルサイユ宮殿の庭園の面積は約800〜850ヘクタールと、実に東京ドーム約220個分に当たり、徒歩での全体見学に1日かかると言われています。このため自転車やカートのレンタル・サービスがあります。徒歩で回る場合は、トリアノンへの往復の時間を入れたりすると結構時間がかかるので、トリアノン見学とは別に庭園で過ごす時間として最低1時間は見ておいた方が良いでしょう。
それにしても、銀世界のヴェルサイユ宮殿の庭園は格別美しかったです。



トリアノン宮殿
「大トリアノン」はThe Grand Trianon、「プチ・トリアノン」はPetit Trianonと呼ばれています。「大トリアノン」の見所として「柱の回廊」が、「プチ・トリアノン」では薔薇好きなマリー・アントワネットの「ばらを持つマリー・アントワネット」の絵画が有名です。ヴェルサイユ宮殿の絢爛豪華さと対照的な素朴な装飾からは、晩年宮廷暮らしに飽きて子供たちと田園暮らしの生活が伺えます。




プチ・トリアノンの庭園で、フェルゼン伯爵と密会を交わした「愛の神殿」をみた時には私の興奮度は頂点に達しました。ベルばらファンの方ならわかっていただけるかと思います。
その後オスカルが大反対した「王妃の村里」に一人で行ったのですが、(ベルばらファンではない家族はすでにヴェルサイユ宮殿を出て近くのカフェでお茶をしていました)標識だけを頼りにしていたところ、行きも帰りも30分以上迷い、日も暮れ始めてかなり焦りました。
結局プチ・トリアノンと庭園には2時間以上いたと思います。
さらにプチ・トリアノンベルサイユ宮殿の正門まで遠いこと!
ベルサイユ宮殿の正門を出た時にはすでに5時を過ぎていました。
入場したのは11時でしたので、6時間いたことになります。


アドバイス
それでは、実体験を踏まえてヴェルサイユ宮殿をこれから訪れようとする方にアドバイスを簡単に紹介します。ご参考になればありがたいです。

凱旋門(おまけ)
ヴェルサイユ宮殿を出た後はパリ市内に電車で戻って、前日に大雪で上れなかった凱旋門の屋上に上りました。250段近くの螺旋階段を上るのは容易ではなかったですが、それだけの甲斐がありました。
凱旋門から見る夜景は本当に美しいです。そしてやっぱりエッフェル塔は中からでなくて外から見る景色が美しいと再度思ったことでした。

凱旋門とエッフェル塔については前編で詳しく紹介しているので、↓をクリックして是非ご覧下さい。
あとがき
それにしても、前にも書きましたがベルばらの原作者の池田理代子先生は凄い人です。
今回『ヴェルサイユ宮殿』を訪れて、『ベルサイユのばら』の漫画で人物が身に着けている衣装や、部屋、建物、肖像画などがオリジナルに忠実に描かれていることを改めて認識しました。
まだインターネットはおろかコンピューターがない時代に、あれだけ沢山の情報をリサーチするのには相当な時間がかかったことでしょう。
それに、フランスに革命に関する社会事象も事実に基づいて盛り込みながら、マリー・アントワネットやオスカルなど中心人物のラブ・ロマンスで人を惹きつける話を創るなんて、普通の人にはそう簡単にはできません。’
本当に池田理代子先生は素晴らしいです。
今ふと調べてみたら日本では『ベルサイユのばら』の版画展が開催中のようです。
詳細は、下の公式サイトでご確認ください。
https://ikeda-riyoko-pro.com/
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