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ここ数年ニュージーランドでは、私立のcollege | 高校の生徒数の伸びが著しく上昇しています。
この編ではニュージーランドの私立の college | 高校を選ぶ理由となるメリットの他に、デメリット、そして気になる授業料について紹介していきます。
現在ニュージーランドで高校進学を控えるお子さんをお持ちの方、それから高校留学を考えている方は必見です。
私立学校とは
ニュージーランドには、私立学校協会(ISNZ)に加盟している私立学校約50校を含め、約90校から120校の文部省に登録している私立学校があります。
そしてその規模は生徒数約15名の小規模校から約2,500名の大規模校まで様々です。
ちなみに公立の学校数は335校以上あります。
これらの私立学校には約29,000人から30,000人以上の生徒が在籍しており、これは全生徒数の約4%に相当します。
私立学校は政府からの補助金も一部受けていますが、主に保護者が支払う授業料に依存しています。独自の学習プログラムを作成し、国のカリキュラムに従う必要はありません。
増えている私立高校の生徒数
ニュージーランドの私立高校で学ぶ生徒数は全体の4%と少ないですが、入学する生徒数はここ数年急激に増えています。
2020年から2025年の5年間の間で、私立学校の生徒数は12.8%増加
と、私立学校は急成長しています。公立学校では2.6%の生徒数の増加でしたので、私立学校は公立学校の約5倍の速さで成長していることになります。
尚、私立学校の需要には地域差があります。オークランドでは生徒の6%以上が私立学校に通っていますが、全国平均では約4%です。
また、同じ期間に公立学校の中にも急成長を遂げた学校がありました。カンタベリー地方の Rolleston college, オークランドの Rangitoto college などは生徒数が増えています。

実際に2020年から2025年の間に生徒数が伸びた学校と伸び率を挙げています。
ACG Parnell (オークランド) 42%
ACG Sunderland (オークランド) 72%
ACG Strathallan(オークランド) 40 %
St Cuthbert’s College (オークランド) 14%
Diocesan School for girls (オークランド)12 %
Scotts College ( ウェリントン ) 33%
Whitby Collegiate ( ウエリントン)143 %
Saint Kentigern college (カンタベリー)10%
私立学校のメリット
ニュージーランドで公立ではなく私立の学校を選ぶ動機として、一般的に次のようなメリットがあると言われています。
- 少人数制のクラス
- 家庭のニーズに合った独自のカリキュラムや教育理念
(奉仕活動や課外活動に重点を置いている、宗教色の強い、学習障害など特別なニーズに対応するなど) - 教育方法
- 高い学業成績
です。その他にも私立学校を選ぶ動機として、
- 学区内に満足できる公立学校が無い
- 子どもに『最高の教育』を受けさせたいと願う親の期待
- 人脈を築ける
などの意見もあります。

デメリット
ニュージーランドの私立学校にはメリットだけでなく勿論デメリットもあります。
そのデメリットは、
- 高額な費用
(私立学校は政府からの補助金が極めて少ないため、費用を賄うために高額な授業料が必要) - プレッシャーの大きい環境
- 潜在的なエリート主義
- 多様性とコミュニティの欠如
- カリキュラム自由度/バランス性が低い
- 学業成績の向上よりもむしろ過保護な環境に置かれる可能性がある
が、挙げられます。
その他にも、
- 研究によると、子供の成長は学校の種類よりも個々の能力に基づいて決まることが多く、私立学校に通うことが必ずしも学業成績の向上を保証するものではない
- 私立学校は設備が充実していることが多いが、公立学校の方が地域社会とのつながりが強く、子どもの成功は学校の種類よりも家庭環境に大きく左右される
など、私立学校のメリットに対する反対意見もあります。

かかる学費
さて、気になる私立学校の致命的なデメリットである学費は一体幾らくらいするのでしょうか?
ニュージーランドでは、国内の高校3年生(Year 13)の私立学校の授業料の年間平均額は約29,440ドルと言われています。
そして、この授業料の他に、入学金(約500~2,500ドル)、施設の維持管理(500~1,500ドル)制服代、課外活動費などを考慮に入れると、
年間総費用は35,000ドルを超えることが多く、寄宿生の場合は年間約50,000ドルに達することもあります。
そして、授業料の上昇:施設への投資と職員採用により、授業料はインフレ率を上回るペースで上昇しています。
次のリストは、2026年時点でニュージーランドで最も学費の高い私立高校のランキング10を表したものです。
最もお金がかかる私立college | 高校トップ(2026/2025年データ)
- Christ’s College (クライストチャーチ): ~$32,250 – $33,870+
- King’s College (オークランド): ~$30,410 – $32,572
- St Cuthbert’s College (オークランド): ~$29,164 – $31,860
- St Margaret’s College (クライストチャーチ): ~$29,110
- Rangi Ruru Girls’ School (クライストチャーチ): ~$29,050
- Diocesan School for Girls (オークランド): ~$28,445
- St Peter’s School (ケンブリッジ): ~$28,400
- St Andrew’s College (クライストチャーチ): ~$27,900 – $30,600
- ACG Parnell College (オークランド): ~$27,620
- Kristin School (オークランド): ~$27,606 – $30,791

あとがき
私自身の子供は公立の学校しか通ってないので、私立学校をどうこう言うことは出来ないと前提の上で。
近所の私立の高校は生徒数が少なく目の行き届いた教育ができることで評判です。ですがその一方で、教科の選択肢が少ないことや、それからスポーツ・チームを作っても参加人数が数なくて試合に出られないなどの理由で、生徒が公立の高校に転校するケースが多々あるようです。
やはりよし悪しの二面性がありますよね。
まあ色々あるかと思いますが、親の期待を押し付けることだけは避けたいものです。
Ngā mihi
wonderer
(出展 https://www.rnz.co.nz/news/business/588444/the-lure-of-private-and-pricey-education )
追伸
ニュージーランドの中高等教育についての詳細について特集を組んでいます。
よかったらご覧ください。













