kia ora
いつものことですが、ネットで地元紙 Dominion Post を読んでいたら、面白い記事を見つけました。
Don’t fall for supermarket tricks to part you from your money https://t.co/sDQ5sgnOj3 pic.twitter.com/CuyjnEMdtw
— Stuff (@NZStuff) April 6, 2018
「スーパーマーケットの戦略に引っ掛かって無駄遣いしない為には」というお題です。
この記事によると、私は初めて知ったのですが、NZはOECD(経済開発協力機構)の参加国の中で、食料品の値段が高い国の上位に入るそうです。それでも、スーパーマーケットの販売戦略に気を付ければ、充分に節約できると説明しています。
NZのスーパーマーケットで売られている製品の値段が他国に比べると高い理由として、マーケティングの専門家は、製品にNZまでの長距離の輸送コストが含まれている事、また、市場が小さい為小売業に参入している業者が限られている事を挙げています。
NZでは、Foodstuffs とProgressiveの二社がそれぞれ複数のスーパーマーケットを経営しており、事実上NZの小売業はこの二社に牛耳られています。
加えて、ある経済学者は食料品にGST(消費税)が含まれている事も要因の一つとして挙げています。
ほとんどの国では消費税は食料品に課せらてないそうです。食糧品の値段は年間平均0.1%の割合で高くなっているそうですが、品物によっては他と比べ物にならない程値段が上昇しているものもあります。
例にとると、この10年間にソーセージ73.7%、牛合挽58.3%、バナナ56%、マッシュルーム30%以上の上昇率を示しています。この上昇率はインフレ率には含まれていません。本当に驚きです。
前置きが長くなりましたが、ここからが、専門家が提案するスーパーマーケットの戦略に引っかからずに買い物を安く抑える方法です。
1 小さめ目のトローリーを選ぶこと
大きなトローリーはどうしてもものを詰め込みやいとか。
小さな皿で食事を取る事がダイエットに効果があるのと同じ心理作用が働くらしいです。
2 買い出しリストにあるものしか買わない
ほとんどのスーパーマーケットでは、野菜や果物が入り口近くに置かれています。
これは、買い物客が最初に野菜や果物を選ぶと、罪悪感を感じず健康的でない商品を買
いやすくなる心理作用が働くからだそうです。
他にも、ビールとポテトチップスなど相性の良い製品が一緒に陳列されていたり、
利益率が高いアルコール製品は、生鮮食品やパンなど必需品の傍に置かれている
トリックがあります。
また、牛乳やパン類は入り口から遠い所に置いて、それだけ買いに来た “just pop in”客
が「買うつもりはなかったけど、目について思わず手がでてしまった。。」となるよう
に仕向けています。
なるほど、買い物の前にはリストを作ってそのリストにあるものだけ買うという事で
す。
3 棚の下の段の商品をチェックする
スーパーマーケット(それから製造業者も)が最も儲けを得ている製品は人気商品とし
て、たいがい陳列棚の腰から目の高さの棚の位置に並べてあり、棚の下段を見ると同じ
ような製品が安い値段で置かれています。
4 派手な値段の表記に惑わされないこと
陳列棚の値段表示の紙が赤の線で囲むだけで、売り上げが上がるそうです。
そして最も、販売効果が上げているのは、陳列棚の両端に製品を山積されたデイスプレイ
で、どの角度からもよく見えるという利点があります。
色々な製品が代わる代わる山積みされています。
この為、誰か一人が製品を手に取れば、他の買い物客も右に倣えでつい手を出していまい
ます。
いかがでしたか?
私は昨日PAK’nSAVEで実践してみると、実際に、山積みされているトイレットペーパーよりも普通の陳列棚の下の段に安いものを見つけました。でも、「そうだわ、来週からスクールホリディだから菓子類が沢山いる。。」とリストにない、山積みされているお菓子を幾つか買ってしまいました。
情けないですが、わかっていてもなかなか実践できないというのが節約なんですよね。。。
Nāku noa