バード・オブ・ザ・イヤー2025は20ドル札のkārearea|ニュージーランド・ハヤブサ

Kia ora

毎年恒例のバード・オブ・ザ・イヤー2025年の栄えある王座に、kārearea|ニュージーランド・ハヤブサが選ばれました。

ニュージーランド・ハヤブサは英語ではNew Zealand Falconですが、地元ここニュージーランドではどちらかというと親しみを込めてマオリ語のkārearea(カーレアレア)の名で呼ばれています。

kārearea|ニュージーランド・ハヤブサは、「V8スーパーカーよりも速い」、「9キーウィよりも希少」「壮観」などとても面白い特徴を持ち合わせ、しかもニュージーランドでしか見ることができません。

また20ドル紙幣にも刷られているなど、ニュージーランド人にはとても愛着のある鳥です。

この機会に、ニュージーランドにいる人もこれから来られる人も、kārearea|ニュージーランド・ハヤブサについて一緒に学びませんか

kārearea|ニュージーランド・ハヤブサを紹介する前に、まずバード・オブ・ザ・イヤー・コンテストについてかいつまんで紹介します。


バード・オブ・ザ・イヤーは、ニュージーランドの環境保護団体 Forest and Bird が主催する鳥のコンテストで、在来種の中からその年に最もふさわしいとされる鳥が国民の投票で選ばれます。

このイベントは、ニュージーランドの在来鳥が直面している危機的な状況への意識を高めることを目的としています。

今年20周年記念を迎えたバード・オブ・ザ・イヤーは、節目の年とあって記録的な反響を呼び、7万5000人以上の投票者がオンラインでお気に入りの在来種の鳥に投票しました。

2025年の数字

投票総数:75,439票
有効投票数:(集計済み)67,675票
投票国:12

みごと2025年のバード・オブ・ザ・イヤーに輝いたkārearea|ニュージーランド・ハヤブサは、世界に38種いるハヤブサの一種でニュージーランド固有種です。

その大きな特徴として、

が挙げられます。

もっと詳しくみていきましょう。

和名:ニュージーランド・ハヤブサ
英名:New Zealand Falcon
マオリ語名:kārearea

タカ目、タカ科

  • 生息域:ワイカト以南のニュージーランドの大部分、オークランド諸島を含む一部の沖合の島々。植林された松林は重要な繁殖地である
  • 3つの形態
    「ブッシュハヤブサ」小型で暗い色。北島はハミルトン以南と、南島は北西部やグレイマウスの森林に生息。

    「イースタンハヤブサ」大型で淡い色。サザンアルプス以東の乾燥した開けた陸地、や南島中央部など広く分。
    「サザン・ハヤブサ」体長と体色が中間的な種。フィヨルドランド、スチュアート島、オークランド諸島に生息。

  • 食性:主に鳥類、他にも昆虫、哺乳類、トカゲなど多岐にわたる
  • 意外に小さい!
    成鳥の体長は40cmから50cm。オスはメスよりも小さく、体重はオスが240gから350g、メスが410gから720g。
  • 狩猟が得意!
    時速200kmもの速度で飛行することができ、自分よりも大きな獲物を捕らえる。
    有利な位置から生きた獲物を監視し、素早く飛びかかって鋭い爪を持つ足で獲物の獲物の首を素早く力強く噛みついて仕留める。
  • 他のハヤブサと同様に、ニュージーランドハヤブサは巣を作らず、地面、岩の露頭の下、または森林の樹木の着生植物に穴を掘って卵を産む。
  • 通常一腹で2~4個を産卵、孵化まで約33日かかる
  • 雛は親鳥から餌を与えられる。オスが狩をメスは巣の近くで見張り役を務める。ヒナは孵化後31~45日で巣立つ。

ネコ科動物、イタチ科動物、ハリネズミが、地面や木の巣にある卵や雛を捕食。

少し濁った音で甲高い声で大きくキィーキィーと鳴く。


*下の動画には、メスが建物の窓ガラスに映っている自分の姿に一生懸命話しかけている面白い様子が捉えられています。
是非クリックしてご覧ください。

ちなみに、2025年のバード・オブ・ザ・イヤー上位10位にランクインした鳥は次の通りでした。

1 Kārearea|ニュージーランド・ハヤブサ 14317票 深刻な危機
2 kea | ケア(オウム種) 12506票 深刻な危機
3 Karure I チャタム・コマドリ 11726票 深刻な危機
4 Kākāpō|カカポ(オウム種) 10792票 深刻な危機
5 Ruru| ニュージーランド・アオバズク(フクロウ種)10174票 順調
6 Tawaki pika toka|ヒガシ・イワトビ・ペンギン 10030票 深刻な危機
7 Pīwakawaka|ファンテイル 9915票 順調
8 Takahē|タカヘ 9828票 深刻な危機
9 HiHi | イワト・ビペンギン 8885票 深刻な危機
10 Hoiho |キンメ・ペンギン 8665票 深刻な危機

上記トップ10位にランクインしている鳥の80%は危機に瀕しています。
特にカカポとチャタム・クロコマドリの2種は、それぞれ個体数が300羽未満と、絶滅危惧種に指定されています。残念ですよね。

Kakapo Sirocco © NZ Department of Conservation

前にも書きましたがkārearea|ニュージーランド・ハヤブサはキーウィよりも数が少ないとても希少な鳥ですが、生息地では結構簡単に見ることができます。

私は首都ウェリントンの郊外に住んでいますが、海岸線を犬と散歩中にたびたび見かけます。一度は友人が連れている犬を目掛けてkārearea|ニュージーランド・ハヤブサが正しく急行直下し、驚いたこともあります。

ですので、読者の皆さんどこかでkārearea|ニュージーランド・ハヤブサに出くわすチャンスは大いにあります。その絶好のチャンスを見逃さないよう、再度このブログ上の写真と鳴き声を見返して覚えましょう!

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