オイルショック!NZの「最悪のシナリオ」はガソリン配給制、そして生鮮食料品も無くなる?

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現在起こっている中東戦争がどのようにニュージーランドに影響を及ぼしているかを詳しく説明していきます。
現在ニュージーランドに住んでいる人、それからこれから渡航予定の人は必読です。

皆さんもご存じように、米国とイスラエルによるイランとの戦争は、世界で最も交通量の多い石油貿易ルートの一つであるホルムズ海峡の航行を阻害し続けています

このホルムズ海峡は、世界の石油輸送量の約20%が通過していると言われています。

戦争開始以来、中国は製油所に対し燃料輸出の停止を要請しており、タイも石油輸出禁止措置を講じています。
が、ニュージーランドの製油所がある韓国は輸出量を2025年の水準に制限すると表明しているものの、完全停止にまでは至っていません。

ニュージーランドの現状

当たり前のことですが、中東戦争はニュージーランドの石油燃料供給にも大きな影響を与えています。

このような世界情勢の中、ニュージーランドの石油燃料状況は実際にどのような状況にあるのでしょうか?

今週月曜日、二コラ・ウイルス財務大臣はテレビのニュース番組に出演し、「政府は燃料安全保障を監督するとともに、国の対応を調整する閣僚級グループを設置し日々の状況報告を作成している」と説明しました。

そしてその上で、

ことから、

だと述べています。

上述のようにウィルス財務大臣は石油燃料供給について楽観的な見方をしていますが、同時に様々な事態に備えて「最悪のシナリオ」を作成していることも明らかになりました。

その気になる最悪のシナリオとは、

  • 緊急サービスや貨物輸送といった重要サービスを優先するため、燃料供給が制限され、ガソリンが配給制になる
  • 燃料価格が上昇し続け、ガソリン代でけではなく経済全体にコスト増をもたらし、インフレ率が上昇し、最終的には経済成長にマイナスの影響を与える
  • 世界各地への輸出にも影響
  • 食料生産国として、農家にとって非常に重要な肥料が入手不可となり生鮮食料品の生産難に陥る


というものです。
ガソリンの配給制やインフレ率の上昇は予想していましたが、食糧難については思いもしていませんでした。
本当に最悪のシナリオとしか言いようがありません。

今後のガソリンの値段

さて、その「最悪のシナリオ」にあるように万が一ガソリンが配給制になっても困りますが、今後ガソリン代がどうなるのかとても気になりますよね。

経済専門家は、ガソリン価格が1リットルあたり4ドルに達する可能性は十分にあると指摘しています。3月に入って91オクタンガソリンの平均価格は1リットルあたり約50セント上昇し、今秋月曜日の時点で、全国平均価格は3ドルを上回っています。

ガソリン代の価格上昇が予想される理由として、アジアの製油所は製油所を閉鎖したくないためすでに生産量の削減を検討しており、アジア全域で精製油の供給がますます減少するからだそうです。

対処策として燃料税の引き下げについて、ウィルス財務大臣は現在のところ「懸命ではない」と否定しています。
ですので、ガソリン代は専門家が言うように下がる見込みはないようです。

あとがき

「最悪のシナリオ」でガソリン代が配給制になるのは仕方がないのですが、生鮮食品不足になるとは思ってもいなかったので本当にびっくりしました。
自給自足率が高いニュージーランドなので生鮮食品には困らないと信じ切ってましたが、まさか肥料を海外から輸入していてそれがキーとなるとは。

そうならないためにも、戦争が早く終結することを願うばかりです。

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