Kia ora
ロシアのウクライナ侵攻など不穏な世の中、ニュージーランドも世界の例に漏れずガソリン代が大幅に値上がりし、1リットルがなんと3NZドルを超えました。
現在はガソリン代の税率の引き下げにより多少抑えられているものの、それでもまだ値段は高く、パンデミックの影響で食料品の値段が高騰し続けるニュージーランでは庶民の生活に大打撃を与えています。
この編ではガソリン代を 少しでも下げるための工夫を挙げています。簡単に実行できるものばかりです。お試しあれ。
はじめに
物価の上昇ともにダブルパンチでガソリン代も高騰。とうとう1リットル3NZドルを越えてしまいました。
'Absolute potential' petrol prices could rise further – economisthttps://t.co/IyBfnt2SWh pic.twitter.com/6vlypW6KL6
— 1News (@1NewsNZ) March 11, 2022
ありがたいことに政府の策として、先週月曜日から三ヶ月の間ガソリン1リットルに付き25セント減税されています。実際には25セントに消費税を加え28.75セント安くなります。これにより一回の給油時に最大17ドルまで削減されます。
また 、同じように向こう三ヶ月の間公共交通機関の利用金額が半額になります。
が、それでもやはりガソリン代は減税後でも1リットルに付きこれまで70セント強値上がりしていることになり、また先に述べた政府に減税によるコスト低下は三ヶ月間のみです。その先はどうなるかわかりません。もしかしたら戦争が長引けば更に値上がりするということもありえます。
日本のように公共交通が網羅されてないニュージーランドでは、自分の車を運転する以外に移動方法が場合がほとんどで、いきなり車の運転を辞めるというわけにはいきません。
それでは、同じ運転するにしても、少しでもガソリンを消費しない方法はないか?と気になっていたところ、運良く次のような コツがConsumer NZ ( NZ 消費者団体) のサイトで目にしたので、紹介します。

ガソリン代の節約方法
1. 運転はスムーズに
出来るだけアクセルペダルを使わずに制限スピードと同じ速度を保つように心掛け、それから常に前方をよく見て走行し、無駄なブレーキペダルを抑える。一定速度で運転することで、効果的に燃費を抑える事ができます。
2. 不要なものはのせない
車は重ければ重いほど走行する車に対する抵抗力が高くなり、その分ガソリンを消費します。車のトランクの中のゴルフクラブや外付けしている自転車ラックやルーフラックなどは、使わない時には車から下ろして車庫にしまうなどして、できるだけ車を軽くしましょう。

3. タイヤの空気は充分に
タイヤの空気が抜けた状態で走行すると、タイヤに対する抵抗力が大きくなり、ガソリンの消費に繋がります。自分の車の正しいタイヤの圧力度を確認したら、ガソリンスタンドで小まめにタイヤに空気を入れるようにしましょう。
4.窓を閉めて走行する
お天気の良い日に窓を開けて風を感じながらドライブするのは気持ちのいいものですが、車の風に対する抵抗力が強くなり、これもまた燃費が悪くなります。窓を開けるよりも、エアコンを使う方が燃費が良いです。

5. 運転を控える
当たり前のことですが、運転を極力控えることがガソリン代を抑えるにはもっとも効果的です。外出時にまとめて買い物や用を済ませ、その都度運転する回数を減らすように心掛けましょう。
(出典: Consumer NZ)
あとがき
窓を開けて運転することが、エアコンを使うよりもガソリンを消費することに驚いてしまったのですが、皆さんはご存じでしたか?
私は車をちょうどサービスに出したばかりで、タイヤの中の空気も満タンにして、それから車の後ろに付けていた自転車のラックを外しました。勿論窓は閉めたまま走るようになりました。

前にも書きましたが、政府によるガソリン代の税の引き下げは向こう3か月間のみ。その先はどうなるか予測がつきません。このまま値段が上がれば年内に1リットルが4ドルになると予測する専門家もいます。
電気自動車へ乗り換えという手もありますが、そう簡単にはいかないですよね。今乗っているガソリン車を最後まで使い切る事も地球環境に優しいことですし。
この石油といい、食料品といい、庶民の手の届く範囲内に値段が戻って欲しいものです。
食料品の値段の高騰については前回のブログで挙げていますが、まだ読んでない方はこちらもどうぞ。
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