NZマオリ族の癒しの薬草『kawakawa|カワカワ』が製品に。日本へのお土産にぴったり!

Kia ora

ニュージーランドで小径を散策するとよく目にする、ハート型の葉を連なるようにつけている樹木をよく目にします。
その樹木の名前は『kawakawa | カワカワ』。
ニュージーランドでしかお目にかかれない植物で、古くから先住民族のマオリ族の間で薬や薬膳として用いていました。

ここ数年その『カワカワ』の効用が注目がされ、オーガニック製品として身近になってきています。お茶やバームなど日本へのお土産にもいいですよね。

これからその『カワカワ』がどんな植物なのか、そして効用やオーガニック製品などについて詳しく紹介していきます。

それでは、まず初めに『kawakawa | カワカワ』がどんな植物なのか見てみましょう。

  • コショウ科(Piperaceae)
  • 学名Piper excelsum(旧学名Macropiper excelsum)
  • 北島全域と南島の南端部を除き分布
  • 葉には、カワカワオオシャコガ(Cleora scriptaria)の幼虫による穴が開いている
  • 葉は長さ約5~10cm、幅約6~12cmのハート形。緑色の直立した花をつける。
  • 実は1月から2月に成熟し、ニュージーランドの固有種の鳥、Tūī |ツーイや Kereru | ケレルが好んで食べる
© digitaltrails via Flickr

初期のヨーロピアン入植者は「ブッシュマンのトイレットペーパー」として使っていました。有毒なので絶対に真似はしないこと!

ハート型の葉をしている『kawakawa | カワカワ』は、マオリ神話の中で大地の母 Papatūānuku | パパトゥア-ヌク の傷ついた心を癒すことで慰めるために地球に送られたと伝えらています。
このため、『kawakawa | カワカワ』はマオリ族にとって感情の癒しを象徴しています。

現代社会でもカワカワの葉はマオリ族伝統的な儀式で使用されます。

死を意味するものに備えられたり、花輪(パレ・カワカワ)として喪に服している人が葬儀で頭にかぶるなど、喪の象徴として、また霊的な領域とのつながりの象徴として扱われています。

『kawakawa | カワカワ』は癒しの象徴である以外にも、マオリ族の伝統的な治療方法Rongoā|ロンゴア・マオリの中で実用的な用途としても使われてきました。

また、料理としても、葉はスパイシーで胡椒のような味がすることから、お茶として淹れたり調味料としても使われています。晩夏に現れる黄色からオレンジ色の実も食用です。

Rongoā|ロンゴアは、ニュージーランドの伝統的なマオリの癒しのシステムで、ハーブ療法 (rongoā rākau)、マッサージなどの理学療法 (mirimiri)、祈りによる精神的な癒し (karakia) などのホリスティックな実践が含まれます。
またロンゴア・ラカウ(薬草療法)はカワカワやハラケケなどの在来植物の抽出物、葉、樹皮を調製し、内臓疾患や外用疾患を治療することを指します。

マオリ族の癒しの薬草『kawakawa | カワカワ』は、最近では製品として一般に売られています。

そしてその製品には、お茶、石鹸、そしてローション、バーム、クリーム、モイスチャーライザなどいろいろな種類のものがあります。


今や日本でも手に入るマヌカハニーと違って、カワカワはニュージーランドでしか手に入らないのでお土産としてぴったりではないでしょうか。

特にお茶とバームはお勧めです。
お茶は消化不良の改善、血行促進による心臓病予防、滋養強壮による疲労回復
に効くと言われています。
バームは、炎症を抑え乾燥した部分を深く保湿し、軽度の切り傷や、虫刺され、湿疹の悪化の治癒を促進、また湿疹や関節の痛みを和らげる
と、とても万能です。

時々カワカワに生姜がブレンドされたお茶を飲んでいます。
ピリッとした爽快な味わいで、赤ワインを飲んだり脂っこい食事をした後などに楽しんでいます。
上の写真にある煎茶入りはまだ飲んだことがなくて、今度試したいと思っています。

話は変わりますが20年ほど前にニュージーランドに抹茶が matcha として登場した当初は、緑色の得体の知れないものと地元の人々には受けが良くありませんでした。
それが今や matcha は誰もが知っているちょっとしたグルメ商品となり、そして今度は煎茶が登場と、ニュージーランドもすっかりグローバルになったものだと感じている今日この頃です。

Ngā mihi
wonderer