貝殻がシャネルや世界の富豪に大人気!Pāua|NZアワビ を取って食べてNZの思い出の品に

Kia ora

ニュージーランドのアワビはマオリ語でPāua|パウアと呼ばれます。

日本と同じようにニュージーランドでは庶民の食卓にのぼることがめったにないぜいたく品です。が、虹色に輝く貝殻は庭先やマオリの彫刻、土産物屋でよく目にします。
Pāua|NZアワビの貝殻はニュージーランド文化を象徴すると言って過言ではありません。

そのニュージーランドでは一般的なPāua|NZアワビの貝殻が、実はシャネルなどの高級ブランドや、世界の大富豪の間で人気が高く高級品扱いされています。

そんな知らぜらるPāua|NZアワビについてこれから詳しく紹介していきます。

日本と違ってPāua|NZアワビは誰でも摂取することができます。その方法なども説明しているので最後までご覧ください。

ニュージーランドのアワビは、先住民であるマオリの言葉で Pāua|パウアと呼ばれます。
濃厚でコリコリとした深い味わいで、世界で最も美しいとされる虹色の貝殻が特徴です。

ニュージーランド固有種
生息地:岩礁海岸沿いの水深1~10メートル(3~33フィート)の浅い沿岸域に広く分布
餌:海藻
生態 : ​​大きな筋肉質の足を使って岩にしがみつくことで、強い潮の満ち引き​​にも耐える
主な種類:
ブラックフット・パウア(Blackfoot Paua)
最も一般的で、足(身)の部分が黒いアワビ。歯ごたえと深いコクがある。身が大きく、ステーキや刺身などに最適。
イエローフット・パウア(Yellowfoot Paua)
足が黄色いアワビ。ブラックフットに比べるとやや小ぶりで旨みが強い

Pāua|NZアワビの貝殻は、貝殻の微細な層状構造を通過する光の回折によって有名な虹色を呈します。

貝殻が虹色見える理由は、貝殻が主に炭酸カルシウムの微細な結晶が薄く重なり合ってできているいことに起因します。自然光がこれらの密に詰まった層に当たると、光は分割され散乱して微細なプリズムや回折格子のように働き、青、緑、ピンク、紫の明るく虹色の閃光が生じます。

そして虹の色あいは、摂取する微量ミネラル (主に海藻) とニュージーランドの海水の温度などに影響され、地域によって異なる鮮やかさや色調(特に緑と青色)が作られます。
また見る角度によって異なる方法で層から反射されるため、2つのアワビの貝殻がまったく同じ色のパターンを持つことはありません。

© Amy via Flickr

Pāua|NZアワビはマオリ族にとって非常に価値のあるタオンガ (宝物) です。

色鮮やかな貝殻はマオリ族の伝統文化である *whakairo | ファカイロ (彫刻) で祖先の目に使用されています。光が当たると瞬きしているように見え来客を歓迎している、人々を海の底から守っているなど、Pāua|NZアワビの貝殻はマオリの人々と海との深いつながりを象徴しています。

© Steve Evans via Flickr

*whakairo | ファカイロ (彫刻) の詳細はこちらを。

Pāua|NZアワビが、食用としての身もさることながら、虹色の貝殻も独特なことがおわかりいただけかと思います。

そして、そのPāua|NZアワビの身がアジアなどの海外に輸出されているように、実は貝殻も海外で高値で買われています。

ニュージーランドでは、庭の飾り物や灰皿として使われているなど、どこにでも転がっているあの虹色に輝く楕円形の貝類が!?と、驚く人は多いことでしょう。

一体どういうことなのか、詳しく説明していきます。

© wonderer

Pāua | NZアワビの貝殻は、ニュージーランド国外では手に入ることができないまるで魔法の貝として高く評価されていなす。
「青い黄金」と呼ばれ、シャネルやカルティエといった高級ファッションブランド、オマーンのスルタンなどの顧客に、年間推定100万個も輸出されているほどです。

海外では貝殻は家具の象嵌細工や、ジュエリー、高級ファッションアクセサリー、パッケージなとして使用されています。
特に中東のオマーンは熱狂的で、宮殿の壁一面にアワビ貝が使われているほどです。

また、粉末は美白クリームとして骨移植に使用する医療材料としてなど、実に様々な用途があります。

Pāua | NZアワビの貝殻は、インバーカーギルから西へ約30kmのリバートンにあるオーシャン・シェル社により海外に輸出されています。

オーシャン・シェル社は工場で乾燥、研磨、選別した貝殻を一旦東南アジアに送り、戻ってきたベニヤ板状の貝殻を加工して世界中の顧客に卸しています。

どこにでも転がっているPāua | NZアワビの貝殻を高値で売れるなんて、とても良いビジネスのように聞こえます。

が、実際のところは需要が伸びる一方で、供給は減るばかりでかなりの損失を出しているそうです。

Pāua | NZアワビの貝殻の供給量が減っている理由は、ここ数年生きたままのアワビの輸出が急増したことと、国内で個人が取ったアワビの販売が法律で禁止されているため、貝殻を入手できる数が半分に減ったことが挙げられます。

Pāua | NZあわびはニュージーランド全域に生息していて、結構どこでも簡単に採取することができます。
日本では法律で個人であわびを取ることは禁じられているので、ニュージーランドならではの体験として挑戦してみてはいかがでしょうか。

ただし、資源保護のため次のようなルールが定められていますのでお気をつけて。

  • 水中での採取は素潜り(フリーダイビング)のみ。スキューバダイビング機材の使用は違法
  • 1人1日あたり5個まで。採取できるアワビの最小サイズは殻の最大長が125 mm。
    地域によってその設定が異なるので、必ずNZ一次産業省 (MPI)のサイトで事前確認要
  • 違反して密漁とみなされた場合は、没収だけでなく高額な罰金刑が科されるなど非常に厳しく取り締まられる

ニュージーランド政府によるPāua | NZあわびの取り方のガイドの動画です。ご参考ください。

Pāua | NZあわびはとても肉厚で風味が強いのが特徴です。貝殻が硬く生食ではかなり歯ごたえがあるため、ニュージーランドでは叩いて柔らかくしてフリッターにしたり、クリームソース煮込みやステーキとして美味しくいただくのが一般的です。

せっかくですので、ニュージーランドで最も定番のローカルなパウア・フリッター(Paua Fritters)の作り方を紹介します。

  1. 綺麗にした身と肝を細かく刻む
  2. 小麦粉、卵、牛乳、みじん切りにした玉ねぎやハーブと混ぜ合わせる
  3. 塩・コショウで味を調え、スプーンですくって多めの油で揚げ焼きにする
  4. レモンを絞って召し上がれ!

日本では禁じられているあわびをニュージーランドで自分で取って食べて、そしてその貝殻を日本に持ち帰ってみてはいかがでしょうか。

きっとニュージーランドの良い思い出の品となること間違い無しです。

Ngā mihi
wonderer