『自由度が高い国』世界ランキング ニュージーランド2位 日本13位 何が違う?

© Ah Min via Pixhere

Kia ora

2026年『世界で最も自由な国と最も自由でない国』のランキングで、ュージーランドは世界で最も自由な国の2位、日本は13位にランクインしています。

フリーダムハウスが毎年発表する「世界の自由度報告書」における『世界で最も自由な国と最も自由でない国』のランキングでは、195の国と地域における政治的権利と市民的自由が評価されています。

この編では、2位のニュージーランドと13位の日本に対する評価やそれぞれの違い、そして世界の情勢などを解説していきます。

リーダムハウスと『世界の自由度』報告書とは?

本題に入る前に、『世界で最も自由な国と最も自由でない国』を発表したフリーダムハウスと「世界の自由度報告書」について簡単に説明します。

フリーダムハウス(Freedom House)は、1941年に発足したアメリカ合衆国のワシントンD.C.に本部を置く、国際的な非政府組織(NGO)です。
毎年発表する「自由度報告書(Freedom in the World)」と、*「Freedom on the Net」は、世界の民主主義の指標として国際的に広く引用されています。

フリーダム・ハウスが毎年発行する世界の自由度報告書(Freedom in the World)は、世界中の国と地域の政治的権利と市民的自由の度合いを測定・評価する世界的な指標です。

その測定と評価は、

するというものです。

*「Freedom on the Net」は、フリーダムハウスが毎年実施している、世界各国のインターネットの自由度に関する調査・分析です。

ニュージーランドと日本の比較

それでは、世界でもっとも自由な国の2位にランクインしたニュージーランドと13位の日本の違いを見てましょう。
両国の順位には大きな差がありますが、実際にはそれぞれのポイントはニュージーランド99/100、日本は96/100と僅か3ポイントしか違いません。

そして日本も『自由な国』として認識されています。

ですが、日本の自由度の減点になっている項目がこれがとても面白いのです。
是非最後まで読んで下さいね。

© Bruce Mars via StockSnap

ここでは、日本の減点対象項目に注目して、ニュージーランドと比べながら客観的にそしてわかりやすく説明しています。

日本には多数のメディアが実在していますが、政府や企業の規制がかかったり逆に政府に扇動されることは少なくありません。
一方ニュージーランドでは、テレビやラジオなどでアナウンサーが首相に歯に衣着せず質問して議論します。日本のようにアナウンサーの首が飛んだり、番組自体が頓挫するということは起こらず、逆に報道にそのようなプレッシャーをかける事自体が倫理違反だと見なされます。

また、在日外国人や女性の権利は勿論ですが、日本で普段使われる○○らしい服装や言葉遣いなどの社会通念が個人の自由を束縛していると見なされています。強制的な、長時間、無給の残業は社会搾取の例に当てはまります。

全体の総評

それでは、ニュージーランドと日本以外の国の自由度を見ていきましょう。

順位国名ポイント
1フィンランド100
2ニュージーランド 99
2 ノルウェー 99
2スウェーデン 99
5アイルランド 98
6カナダ 97
7デンマーク 97
7ルクセンブルク 97
7オランダ 97
7サンマリノ 97
7スロベニア 97
7ウルグアイ 97
13エストニア 96
13日本 96
13ポルトガル 96
13スイス 96
  • フィンランドは満点の100点で首位に立ち、ニュージーランド、ノルウェー、スウェーデンが99点で続いています。一方、南スーダンは最低評価の0点となり、世界で最も強力な民主主義国と最も抑圧的な政権との間の格差が拡大していることを浮き彫りにしています。
  • 世界で最も高いスコアを獲得した国の多くはヨーロッパ諸国で、北欧諸国と西ヨーロッパ諸国が上位を占めています。2つの例外的な低得点国はベラルーシ(7点)とロシア(12点)で、両国とも20年以上も権力を握り続けている抑圧的な独裁政権によって統治されています。
  • ヨーロッパ以外では、ニュージーランド(99)、カナダとウルグアイ(97)、そして日本(96)が世界で最も自由な国々に挙げられます。
  • アメリカ合衆国は、ブルガリア、イタリアと並び、スコアが最も大きく低下した国の一つです。政治的分極化の進行と暴力の増加が原因で、過去20年間で米国のスコアは12ポイント低下しました。今回のスコア低下の一因は、市民と非市民を問わず、非暴力的な表現活動に対する政府の取り締まり強化と新政権による執行体制の弱体化が挙げられています。
  • 最下位の国々はアフリカ、アジア、中東に集中しており、これらの地域では選挙が制限され、反対運動が抑圧され、市民の自由が著しく制限されています。
  • 因みにニュージーランドの隣の国のオーストラリアは95ポイント、そして日本の隣の中国は9ポイント(政治的権利-2 40、市民的自由 11 60 )でした。

(出展:https://www.visualcapitalist.com/ranked-the-freest-countries-in-the-wor

あとがき

私自身ニュージーランドにかれこれ30年近く暮らし随分とニュージーランド的な思考をしていると思っていますが、それでもNZで生まれ育った子供や、職場の同僚などが自分の意見を強く持っているのを目の当たりにすると、やっぱり自分は日本人だと思うことが多々あります。

時にあまりにも自由すぎる思考に驚かされることがありますが、それでも社会は立派に成り立っていることを考えると、日本はあまりにも社会通念が個人を抑えているとつくづく感じます。

共感された方、以前このブログで、『幸せな国』世界ランキングを特集し、ニュージーランドと日本では他人への寛容度が違うと説明しています。
よかったらこちらもご覧ください。

Ngā mihi
wonderer