Kia ora
ニュージーランドの先住民族マオリの伝統芸能の一つに poi|ポイがあります。
最近は日本でもマオリ族の伝統芸能が見られるようになりました。
もしかしたら読者の中にも、大阪万博でポイを見た方もいらっしゃるかもしれませんね。
ニュージーランドでは、一般家庭でもポイは子供び道具として広く浸透しています。
この編ではそのpoi|ポイについて、歴史やマオリ族との繋がり、それから作り方や遊び方など詳しく紹介していきます。
はじめに
グローバルな世の中、日本でもマオリの伝統芸能に触れるチャンスが増えてきました。
最近では大阪万博のオーストラリアのパビリオンで、マオリ族の*haka|ハカや poi|ポイなどの伝統芸能が披露され話題となりました。
2014年から2018年にかけて、東京ディズニーランドでもpoi|ポイが演じられたことがあります。それもチップとデールと一緒にです。
ステージの上で披露されるpoi|ポイの踊りは、練習を積み重ねたダンサーによるかなりレベルが高い踊りです。
ですが、ポイには色々なバリエーションがあり、ニュージーランドの一般家庭や小学校などではとても簡単な振り付けで子供が慣れ親しむ遊びとして定着しています。
poi|ポイの簡単な作り方やビギナー用の使いなども動画付きで紹介しています。特にお子さんがいる方はこの機会にpoi|ポイに挑戦してみてはいかがでしょうか?
ポイとは
poi | ポイはニュージーランドの先住民族マオリ族に伝わる貴重な taonga | タオンガ(宝物)です。
poi|ポイは二つの意味で使われます。
ひとつは、柔軟な紐の先端にボールの形をした物体と、もう一つはその物体を体の周りをぐるぐる回す行為や踊りを指します。
そして、poi|ポイ自体にも、紐の長さが違う2つの種類があります。
パフォーマンスとしての poi|ポイは、振り付けされたポイのルーティンにマオリ語の *waiata|ワイアタが組み合わされ、waiata|ワイアタやhaka|ハカなどの他の歌や踊りと一緒に上演されます。

ポイの歴史
ポイ(ボール)の変遷
元々、poi | ポイは主に* harakeke| ハラケケ(ニュージーランド産亜麻)とraupō|ラウポー(湿地帯の植物)で作られていました。
構造とデザインは、地域、部族、そして個人の好みによって大きく異なっていたようです。
この画像は20世紀初頭に作られたpoi | ポイです。
外側はラウポーで作られ、中には新聞紙が詰められています。(ニュージーランド、ティマルのサウス・カンタベリー博物館所蔵)

ポイには他にも様々な種類があり、漁網をモチーフにした模様や、神の目を象徴するダイヤモンド模様などもありました。
今日では、パフォーマンス用のポイのほとんどは、手に入りやすい耐久性のある素材で作られています。
芯材は発泡スチロールやくしゃくしゃの紙で作られることが多く、外皮はプラスチックやチュールなどの織物で作られています。そしてタッセルの部分のほとんどはウールで作られています。

何のため?
poi|ポイはもともとどのように使われていたのでしょうか?
ヨーロッパ人がニュージーランドに到着する以前のポイの歴史についてはほとんど情報が残っていませんが、一般的には、
- 男性は、反射神経を研ぎ澄まし、協調性を高め、手と腕の柔軟性と筋力を高めるために
- 女性は、織物をする際に手の柔軟性を保つため、娯楽のため
と考えられています。
また、1860年代のニュージーランドの土地紛争の間、ポイは非暴力そして宗教や精神の媒体として利用されていたこともあります。
1868年、タラナキ地方のパリハカに居を構えた、平和推進者、預言者、司祭、そして族長であったテ・ウィティ・オ・ロンゴマイが、*アホウドリのラウクラ(羽飾り/宝物)とポイを平和と歓待の象徴としました。彼は平和と非抵抗を説き、すぐに多くの部族に影響を与えました。
現在
今日でも、poi | ポイはマオリ文化において重要な役割を果たし続けています。
ポイはマオリのwhakapapa|ファカパパと呼ばれる系譜や歴史などマオリの物語を伝える手段としてや、カパ・ハカ(マオリの舞台芸術)のパフォーマンスの中で、そして日常生活においても遊びや娯楽の一形態として行われています。
ポイは、マオリ族がマオリ文化を共有、保存、表現する手段です。

自分で作って演じる
作る
では早速 poi | ポイを作ってみましょう!
日本語で紹介されている下の動画を参考にしてみて下さい。とても簡単に作れますよ。
動画の1分30秒くらいから作り方が始まります。
動画では綿が使われていますが、要らなくなった靴下やシャツなどを丸めて代用できます。また、紐の部分もポンポンを作ったり2本の紐をよらなくても、1本の毛糸を垂らすだけでも大丈夫です。
ちょっと工夫して、ボールを包むビニールにペンでマオリの模様などを書いてもいいですよね。
遊ぶ
作り方の次は、遊び方です。
作り方と同じように、一宮市市国際交流課のアリスさんが、基本的なポイの動きをとても丁寧に紹介されているので、下の動画を見て真似してみて下さいね。
基本的な動きがマスターできたら、次は長い紐のポイを作って大きく振り回す動きにトライしてみましょう!
あとがき
このマオリ族の伝統芸能 poi | ポイについて紹介しようと思ったのは、たまたま最近フェイスブックで東京ディズニーランドでポイが踊られている動画を見たのがきっかけです。
見たい人は下のリンクをクリックしてみてくださいね。
チップとデールがとても上手にポイを操っているんですよ。
その横でミッキーマウスが手拍子を打っているのも面白いです。
https://www.facebook.com/watch/?v=1474626280252703
Ngā mihi
wonderer ( she / her )













