『 Le Bouillon bel air 』ウェリントンでフランスの家庭料理を手ごろな値段で

© Le Boullion Bel Air

Kia ora

久しぶりのウェリントンのレストラン特集です。
今回は、フレンチレストラン『Le Bouillon Bel Air 』を紹介します。

『Le Bouillon Bel Air 』は9月にオープンしたばかりですが、すでにフランス人の間で「おばあちゃんの味」として評判です。 
しかも値段も手ごろで、頑張らなくていいことも人気の理由です。

ちなみに、フランスでは子供の頃に食べた昔懐かしい料理をおふくろの味ではなくて、おばあちゃんの味というそうです。面白いですよね。

レストランの名前『Le Bouillon bel air』の Bouillon は綴りをそのまま読んで??と思う方は多いかもしれませんね。日本語ではブイヨン、そうあの洋食の基本の出汁(だし)と言われるブイヨンを意味します。

ブイヨンは、牛骨や鶏ガラ・香味野菜(玉ねぎ・セロリなど)・スパイス・ハーブ・水を鍋に入れ、弱火で3〜4時間じっくり煮込んでエキスを抽出して作った出汁(だし)を指します。 食材のうまみが混ざり合った奥深い味わいながら、あっさりしていることが特徴です。1855 年にパリの肉屋が、肉と野菜の煮汁から出来たシンプルで美味しい料理を界隈で働く労働者に提供したことから始まりました。シンプルで安くて家庭的、そしてすぐにありつけるブイヨンはフランス料理界に革命を起こしたと言われています。

20世紀には、パリで初めてのチェーンレストランとして250店舗が立ち並ぶなど、ブイヨン料理はすっかりパリの一般市民の味として定着しました。

その「パリジャン/パリジャンヌの味をここニュージーランドのウェリントンに」をモットーに、『Le Bouillon Bel Air』は9月に開店しました。

ウェリントンでフランス料理といえば、昔の宮廷料理のようにソースが複雑でその分値段も敷居も高いレストランしかなかったので、昔懐かしい「おばあちゃんの味」で美味しくてしかも安い『Le Bouillon Bel Air』は、フランス人の口コミで瞬くまにウェリントンの人気レストランになっています。


メニューは、季節の旬の野菜を使った料理がとりどりで、どれを選ぶのか迷うほど。
勿論ドリンクもフランスのシャンパンやワインなど豊富で女性にはうれしい限りです。

ここでは女性二人でランチした料理を載せています。
値段も付けてますので、ご参考あれ。

①  エスカルゴ $16
   Escargots a la Bourguignonne
       ガーリックバターソース合え、バゲット付   

② ブイヤベース $28
       Bouillabaisse a la bisque de Langouste
  ロブスターの出汁のシーフード・スープ  

③  牛肉の赤ワイン煮込み $28
      Boeuf Bourguignon 
     赤ワインと野菜を煮込んだ牛肉のシチュー
   エルボーパスタ添え 

④ クレームブリュレ $9
   
Creme Brulee 
   
➄ ババ・オ・ロム $8- Baba au Rhum $8
     Baba au Rhum
    ラム酒風味のケーキ     

住所:88 Tory street, Te Aro, Wellington

電話:+64 4 282 1021

予約サイト:lebelair.nz
 
営業時間:

 ランチ  ー 金~日曜日 12:00 – 2:30 pm
 ディナー ー 水~日曜日   5:30 – 9:00 pm

フランス人の同僚の勧めで訪れたのですが、いやあ ! 本当に美味しくて、それに値段も手ごろでデザートのクリーム・ブリュレまで平らげて大満足でした。
一緒に食事した友人も私も、次は家族でディナーで訪れる予定です。

『Le Bouillon Bel Air』のように、家族や友人と和気あいあいとしながらお酒を片手に美味しくいただけるレストランは本当にありがたい存在です。

これまで私なりの選りすぐりのレストランを紹介しています。
どれもウェリントン市内にある、美味しくてそしてリラックスして楽しめるレストランです。
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ABOUTこの記事をかいた人

1997年にNZに渡航。以来住み心地がよく現在に至る。旅行、ホテル業界を経て現在は教育業界に従事。 趣味は、ガーデニング、アートと映画鑑賞、夏のキャンプ旅行。 パートナーと中学生娘とウェリントン在住。