Kia ora
日本ではこの5月より東京都内や大阪で電動キックボードのシェアサービスが始まりました。
年内には千葉市や藤沢市、神戸市、福岡市などでもサービスが始まるようです。
ニュージーランドでは電動キックボードはイー・スクーター ( e scooter ) と呼ばれます。
2年前にイー・スクーターのシェアサービスが導入され、当時は大きな話題になりました。
現在はシェアサービスの拡張と共に、個人所有の台数も増加し、イー・スクーター はそれほど珍しくなくなってきました。
このブログを読んで下さってる方々の中にも、ニュージーランドに滞在中に一度は体験したいと思っている方や、環境保護の為、そしてガソリン代や駐車場代の節約目的で購入を考慮されている方も多いかと思います。
そういう方々のため、この編ではニュージーランドのイー・スクターのシェアサービスの状況と、個人購入する際の留意点を取り上げて紹介します。
電動キックボード「ノーヘルOK」に LUUPがシェアサービス開始、特例下で実現(ねとらぼ)#Yahooニュースhttps://t.co/kRT8mooq3z
— wonderer (@NZforJapanese) May 30, 2021
NZで電動キックボード/イー・スクーターシェアを利用する
シェアできる市
NZでは現在、電動キックボード /イー・スクターのシェアサービスは、オークランド、ウェリントン、クライストチャーチ、ダニーデンの4都市で行われています。
シェアサービスを提供している会社は数社あり、場所によって利用できる会社が異なります。
オークランド
● ビーム Beam https://www.ridebeam.com/
● ニューロン Neuron https://www.rideneuron.com/
● フラミンゴ Flamingo https://flamingoscooters.com/
● ジャンプ https://www.uber.com/us/en/ride/scooters/
ウェリントン
● ビーム Beam https://www.ridebeam.com/
● フラミンゴ Flamingo https://flamingoscooters.com/
クライストチャーチ
● ライム Lime https://www.li.me/electric-scooter
● フラミンゴ Flamingo https://flamingoscooters.com/
ダニーデン
● ニューロン Neuron https://www.rideneuron.com/
利用方法
1 手持ちの携帯電話に利用するシェアシャービス会社のアプリをダウンロードする
2 アプリを使って、身近にあるキックボードを探す
3 キックボードを見つけたらそのQRコードを読み取る
4 運転開始。時速5㎞の速さに達するまでスロットルを回転させる
5 運転が終わると、人や車の通行に邪魔にならない場所に停車させる
利用料金
オークランド、ウェリントン、クライストチャーチで利用できるフラミンゴ社の電動キックボード /イー・スクーターはロックを解除する度、つまり運転を開始すると1ドル、その後は走行時間1分ごとに38セント課金されます。
走行スピード
フラミンゴ社の場合は最高時速25kmまで加速できます。他社の場合は、これよりもう少し遅くなるようです。
留意点
どの会社でも、利用できるのは18歳以上が対象となっています。
日本のように運転免許証は必要ないですが、必ずヘルメット着用となっています。
NZで電動キックボード/イー・スクーター を購入する
これまでシェアサービスを説明してきましたが、勿論個人で電動キックボード/イー・スクーター を所有することもできます。
ニュージーランドでは数社の製品が店頭やオンラインで販売されています。
値段は200ドル〜5,000ドルと、さまざまです。
電動キックボード/イー・スクーターの輸入・販売大手会社 Stormride のサイトでは、購入時に考慮すべき点として以下の項目が挙げられています。
● 身長と体重に合ったサイズ
ハンドルの高さは勿論、制限体重もチェック。制限を超えた体重で運転し壊れた場合の補償は無い
● 適切なバッテリーのサイズ
カタログには60kgの人間が平地を走ることを想定した距離が書かれているが、実際には坂道の運転、信号待ちなどでバッテリーをそれ以上に消耗する。バッテリーの質は大事で、バッテリー自体にも補償が必要
● 前後車輪にサスペンション付き
NZは整ってないでこぼこの道が多く、後部車輪にもサスペンションは必須
● ある程度のスピードと加速度
走行車から早く離れるなど自身の安全のためにもある程度のスピードと加速は必要
● 耐久性
質が高ければ高いほど長く利用できる
上記の点を考慮すれば、1000ドル以下の製品は対象外になるようです。
また、購入する前に実際通勤路を歩いて道の状態を調べることを薦めています。
製品によっては座席つきものもあるそうです。坂道でも楽に乗れそうですよね。
また店員に薦められる前に、自分でゴーグル・レビューやフェイスブックで製品や製造会社、販売会社のチェックをしておくことも大事だそうです。
(出典 https://stormrides.nz/blogs/electric-scooter/adult-scooters-nz)
あとがき
ここ数年、ニュージーランドでは電動キックボードと電動自転車の人気はうなぎ登りです。
ネルソン市とオタゴ地方で行われた調査では、実に5人に1人の割合で近年中に電動キックボード、電動自転車のどちらかを購入する予定だと回答された例があるほどです。
実際に入荷された内の80%の製品はすでに予約済みで、需要に製品の供給が追い付いてないようです。
今から調べて購入しようとすると数か月は待つことになるかもしれませんね。
私の同僚の一人も、最近車通勤から電車通勤に切り替え、自宅と駅、駅と職場間の移動に電動キックボードを利用しています。
ちなみに私自身は、座席と籠付き電動キックボードがあることを発見し、これなら帰宅途中の買い物も可能だと前向きに考えている所です。値段は2000ドル弱。
検討する価値ありますよね。
Ngā mihi
wonderer