ニュージーランド航空のビジネスクラスとプレミアム・エコノミークラスの機内食のメニューが一新しています。
早速どんなメニューなのか一緒に見てみましょう。
新しいプレミアムメニュー
今回紹介するのは、ニュージーランド航空のビジネスクラスとプレミアム・エコノミークラスの機内食です。プレミアム・ミールと呼ばれています。
ニュージーランド航空は、このプレミアム・ミールについて
『A Taste of Aotearoa/テイスト・オブ・アオテアロア』をテーマに、「大自然に恵まれたニュージーランドの食材をふんだんに使い進化した方法で調理した創作料理」
との触れ込みで紹介しています。
カナダ、アメリカ合衆国、東京など長距離路線のニュージーランド発の便でのサービスとなっています。
では早速そのサンプルメニューを見てみましょう。
- じゃがいもの*コンフィ、玉ねぎとチャイブのフレッシュクリーム(写真下1)
- マヌカで燻したライ麦サワードウ、ホークス・ベイ産オリーブ・オイルのディップ
- ロブスターのスープ チャイブとフレッシュクリームがけ、サワードウ(写真下2)
- カーワイ(和名:マルスズキ)の*リレットとセロリー、ケイパー、パサリのサルア(写真下3)
- フィヨルドランド地方産野生鹿の煮込み、パンチェッタ、パーメザンチーズのポレンタ、ロースト赤玉ねぎのバルサミコ酢あえ(写真4)
- NZ産鯛焼き、野菜の*エスカベーシュ、ムール貝の燻製、白豆、ディル
- ニュージーランド産チーズの盛り合わせ
- *アンブロシア・フローズンヨーグルトとボイセンベリーチーズケーキのアイスクリーム
*注釈を文末に付けてます。ご参照ください。
フィヨルドランド地方産の鹿肉やホークス・ベイ地方産のオリーブオイルなど、まさしくニュージーランドの味の旅と言えるメニューですよね。
乗客にニュージーランドならではの味わいを楽しんでもらえるよう、質の高い食材は勿論、上空で味覚や食感、嗅覚が変わることも考慮に入れて調理されているそうです。
それでも気圧の関係で食感や味覚が違ったり、食材自体も変わることを理解して欲しいと、航空会社からの説明がなされています。
(参照元)
https://www.1news.co.nz/2024/04/03/air-nz-introduces-new-menu-for-premium-passengers/
エコノミークラス機内食
これまでご紹介したビジネス・クラスとプレミアム・エコノミーの機内食と同じように、エコノミー席の機内食も年に2回メニューが変わるそうです。
豪華な食事を紹介したあとに何ですが、ご参考までにエコノミー席の機内食のサンプルメニューを挙げてみました。
- 鳥の味噌煮込みと白ご飯、季節の野菜添え
- チーズとクラッカー
- ポテトサラダ
- マオリのパン
- デザート
(出典元)
https://www.airnewzealand.co.nz/economy-menu
プレミアム・エコノミ―席
プレミアム・エコノミーは、日本とニュージーランド間を就航しているニュージーランド航空のボーイング777-300型機と787-9型機で利用できます。
メリットは、一言でいうと、普通のエコノミー・クラスより座席のスペースが広いことと、これまで紹介してきたように、ワンランク上の食事が楽しめることです。
以下はニュージーランド航空のサイトからの抜粋です。ご参考ください。
- 無料の座席指定
- 機内持ち込み手荷物2個(1個あたり10kg以内で2個の合計14kg以内)
- 受託手荷物2個(1個あたり23kg以内)
- 機内エンターテインメント
- プレミアム・エコノミー・メニューの食事と飲み物
- より高いAirpoints Dollars™とStatus Pointsの獲得率
詳しくは下記のニュージーランド航空のサイトでお確かめください。
https://www.airnewzealand.jp/long-haul-premium-economy
あとがき
当然のことながらプレミアム・ミールはエコノミーに比べて格段に美味しそうですよね。
ビジネスクラスの席は予算上難しくても、プレミアム・エコノミー席だとちょっと無理すれば手が届きそうな値段に設定されていますので、ニュージーランド発の片道だけをプレミアム・エコノミー席にアップグレードするというのも手かもしれません。
今回はニュージーランド航空の機内食の特集でしたが、ニュージーランド航空は今年2024年度もエコノミー席の部門で世界のベストエアラインに選ばれています。
画期的なスカイネストという寝台のおかげです。
このスカイネストについては以前特集していますので、是非こちらもご覧ください。
Ngā mihi
wonderer
*コンフィ(フランス語:confit)はフランス料理の調理法であり、各種の食材を風味をよくし、なおかつ保存性を上げることのできる物質に浸して調理した食品の総称である。主に南西フランスで用いられる。コンフィにする食材は肉と果物であることが多く、肉の場合は油脂を、果物の場合は砂糖を用いて調理するのが通例である。密閉して冷所に保管すれば、コンフィは数ヶ月の保存に耐え、さらに繰り返し再加熱することにより保存期間を延長することができる。コンフィは食物を保存するための最も古い方法の1つで、類似の調理法はヨーロッパの他地域や中東、北米でも見られる。
*リエット(Rillettes)は、パテに似たフランスの肉料理である。豚のバラ肉や肩肉を角切りまたはみじん切りにし、強めに塩を振って、脂肪(ラード)の中で簡単にほぐれるまで弱火でゆっくりと加熱し、脂肪分がペースト状になるまで冷やす。通常は、室温に戻してパンやトーストに塗って食べる。壺等に入れて数ヶ月間は保存できる。
*エスカベーシュ(フランス語: escabèche)あるいはエスカベーチェ(スペイン語: escabeche)とは、魚肉などのから揚げを酢漬けにした料理。マリネの一種で、主に地中海沿岸の国々で供される。
*アンブロシア(Ambrosia)は、伝統的なフルーツサラダの1種である。
( 出典元:ウキペディア)