春のクイーンズタウン女二人旅:温泉じゃない ONSEN

Kia ora

わたくしごとになりますが、週末に友人と一緒にクイーンズタウンとテカポを訪れました。
いつもの旅と違って、家族連れではなく女性二人の旅です。

天気にも恵まれ、雪を被った山々や桜の花を観ながら、食べる、飲む、浸かる。。。久しぶりにまったりとした大人の時間を堪能しました。

バンジージャンプやルージュ、ジェットボートなどのアドレナリン系のアクティビティに奇声を上げることは一切なし。
ただただ美しい風景を愛でながら、女性2人ゆっくりと好きなことをしながら旅するなんて、珍しいことかもしれませんね。

同じようにクイーンズタウンで大人の旅をしたいという方のために、旅の様子を綴っています。

まずは一日目のクイーンズタウン市内の模様から紹介します。

1日目:クイーンズタウン日程

11:30 am  クイーンズタウン空港に到着
12:45 pm  レンタカーで出発
1:15 pm    ワイン・テイスティング、昼食
3:30 pm    Arrowtown 散策
5:00 pm    ONSEN
6:30 pm    街中のホテルにチェックイン
7:00 pm    Whakatipu ( ファカティブ)湖畔を散策
8:00 pm    日本食レストラン「巽」で夕食

Gibbston Valley Winery ★★★★

Otago(オッタゴ) 地方を訪れるのなら、ワイナリーを訪問してオッタゴ名産の赤ワイン Pino Noir のティスティングは是非試したいもの。ことに大人の旅ならなおさらです。

クイーンズタウン周辺にはワイナリーが数多く点在しています。
今回私たちは一般によく知られている Gibbston Valley Winery (ギブストン・ワイナリー)を訪れてみました。
理由は人気があるにも関わらず当日予約してテーブルが取れたからです。他のワイナリーにも予約をかけたのですが、ウェイティングリストとのこと。
クイーンズタウンの市街地から車で20分ほど走り、バンジージャンプを過ぎて2-3分と、土地勘が無くてもアクセスしやすくすんなりと到着することが出来ました。

天気が良かっため、庭で桜の樹や水仙など春の香りに囲まれたテーブルで食事をすることに。
オッタゴ地方のワインの代名詞ともいえる Pino Noir のテイスティングをしながら、前菜の生牡蠣からメインまでワイナリーならではのゆったりと雰囲気を十分に味わいました。

感想は、Trip Adviser のレビューでも絶賛されているように、カストマー・サービスがとにかく素晴らしい!の一言。ウェイティング・スタッフが、食事に合うワインを選んで詳しく説明してくれるのは勿論ですが、とにかく始終面倒を見てくれます。この日は天気が良く予約なしの客も入り満席となったせいか、メインの品の待ち時間が長くなると、詫びとともに別のテイスティングのワインとパンを振舞ってくれたほど。ホスピタリティ精神に溢れた対応を受けて大満足でした。

残念ながら、料理が全体的に塩辛かったので(ウェイティングスタッフは平謝りでシェフに伝えると言ってくれましたが)、評価は四つ星★★★★です。サービスは5つ星でした。

ワイナリーツアーや、クイーンズタウン市街地の送迎などのパッケージもあります。
詳細はこちらまで。

https://www.gibbstonvalley.com/wine-and-food/winery-restaurant/

ONSEN ★★★

フェイスブックで度々写真を目にし、今回の旅行で真っ先に予約したONSEN。
ONSEN では、杉の木の湯舟に浸かりながら、下の写真のようにショット・オーバー川が流れる荒野の景色を眼下に見渡すことができます。


料金は、大人2人で1時間150ドル。ワインなどの飲み物とスナックが含まれています。
また、スパだけでなくマッサージなどの各種トリートメントを別料金で受けることが出来ます。

感想は、わかっていはいたのですがお湯は自然の温泉水ではなくただの水道水を使ったジャグジーで、建物があまりにも近代的、そして受付や他のスタッフが全員若い女性で全く愛想が無く冷たい対応。サイト上では日本の ONSEN をキウィ式にと宣伝されていますが、日本の昔を懐かしむような雰囲気が無く温泉の響きが全く感じられずかなり失望しました。
ONSEN の名前を変えて欲しいと思うばかりです。
評価は星二つに近い★★★です。

巽レストラン ★★★★

ONSEN の後、宿泊先にチェックイン。それから歩いて Lake Whakatipu ( ファカティプ湖 ) を散策。雪山と空が夕日に染まり幻想的なたたずむ湖。そして行き交う人ものんびりとくつろいだ様子で、旅情感に溢れていました。

お腹が空き夕食は和食にということで検索すると、すぐそばに「巽(たつみ)」レストランが見つかり、吸い込まれるように入店。サイトの写真から居酒屋を予想していたのですが、テーブルや椅子が低く一般的なダイニングと違い、どちらかというと日本の昔のクラブやスナックのような雰囲気で驚きました。

更に驚いたのが、お酒の種類の多いこと! ティスティング用のお酒も何種類もあり、連れのキウイの友人は色々な種類を、私は大吟醸のお酒をティスティング。
料理は、刺身の盛り合わせ、牛肉のカルパッチョわさび入りドレッシング和え、茶わん蒸し、ウナギの巻きずしを注文。牛肉のカルパッチョと茶わん蒸しは絶妙な味わいで美味しく、また訪れる機会があれば同じものを注文したいと思います。

そして、お酒や料理以上に印象深かったのが、ウェイトレスの対応の良さ。皆さん若いのにとても落ち着いていて、英語でも日本語でもお酒や料理の事をとても丁寧に説明してくれます。そしてお酒の知識が豊富でとても勉強になりました。

評価は、刺身の新鮮度が少し疑問に思えたことと、茶碗蒸しがお茶の器で出てきたので、残念ながらその分を引いて、5に近い星四つです。★★★★

whttps://tatsumi.co.nz

あとがき

私たちが訪れたのは10月の初旬ですが、今年は暖冬だったせいか、例年より1週間ほど早く春が訪れすでに春満開でした。

1週間前までは山々がすっかり雪で覆われていたそうですので、真っ白に覆われた雪山を期待するなら9月の中旬までに訪れた方がいいかもしれませんね。

山の頂上に少しだけ雪が残る風景でしたが、それでもやはりクイーンズタウンは溜め息がでる程美しい所でした。日が落ち薄いピンク色に染まりかけた空や山の頂を見ながら湖畔を散策しただでも、クイーンズタウンを訪れた甲斐があったと思った程です。

この大人の女二人旅の旅行記は、ワナカ、テカポ、マウント・クック編へと続きます。
乞うご期待を!

Ngā mihi
wonderer

ABOUTこの記事をかいた人

1997年にNZに渡航。以来住み心地がよく現在に至る。旅行、ホテル業界を経て現在は教育業界に従事。 趣味は、ガーデニング、アートと映画鑑賞、夏のキャンプ旅行。 パートナーと中学生娘とウェリントン在住。