ロトルア で家族で楽しむオツな温泉/巨大立体迷路/名物アイスクリーム

Kia ora

温泉、マオリ文化、ルージュなど数多くのアクティビティで、海外からだけでなく国内客の旅先としても有名なロトルア。

そのロトルアで次は何をしようかと思案中のリピート旅人の方へ、まだそれ程知られてない家族で楽しめるスポットを紹介します。どれも懐に優しい値段ながらオツなものばかり。旅程に加えてみてはいかがでしょうか?

   はじめに


この編は、筆者自身の2022年末から23年にかけて夏のキャンプ旅行記の第3弾になります。

タラナキの自然編アート編に続いてこの編ではロトルア特集として、ワイキテ・バリー温泉、巨大立体迷路、そして レイディ・ジェイン のアイスクリームを紹介します。

ロトルアに昔住んでいたこともあり色々なアクティビティを体験していますが、ワイキテ・バリー温泉と巨大立体迷路は今回が初めての訪問でした。どちらもそれほどメジャーではないですが、その代わりに風情があって家族でゆっくり楽しむことが出来ました。特にお子さん連れの家族にお薦めします。

   ワイキテ・バリー温泉


ロトルア市内から車でタウポに車で20分ほど南下した所にWaikite Valley Hot Pools (ワイキテ・バリー温泉)という露天風呂があります。

 

ワイキテ・バリー温泉の温泉源源はすぐそばに沸き出ている Te Manaroa Springs (テ ・マナロア・スプリング)のみ。ニュージーランドでは唯一混じりけのない100%ミネラルの温泉です。

温泉の温度は35~40°Cと他の温泉に比べると少し低いので、熱いお湯が苦手な人も大丈夫です。

そして、シダや樹木に囲まれた温泉につかりながら、地熱活動やのどかな風景を眺めることができます。
と、とても風情があってのんびりとくつろげるワイキテ・バリー温泉ですが、年齢制限がありません。toddlers beach と呼ばれる赤ちゃん用のプールもある位で、子供も一緒に温泉に浸かることができます。


以前紹介したワイラケイ・テラスとポリネシアン・スパは年齢制限があって子供は露天温泉に浸かれませんので、家族連れにはオツな温泉としてとても貴重な温泉だと思います。


値段も大人22ドルと他の温泉に比べると低く抑えられているのも魅力です。

おかげでロッカーに荷物を預けて(3時間で2ドルくらい)、途中で中にあるカフェでワインを飲んだりして休憩を挟みながらまた温泉に浸かってと、3時間ゆったりとしたひと時を過ごすことができました。

勿論プライベート・スパも併設されています。また、温泉のすぐ隣のEco Trail を歩いて、谷底から沸々と沸き起こる地熱活動や植物をつぶさに観察することができます。

Eco Trailの反対側の敷地はキャンプ場です。宿泊客は温泉に入れるとあってとても人気がある上にもともと26サイトと規模が小さいので、キャンプする方は予約をされることをお勧めします。

 

ご参考までに、ワイキテ・バリー温泉の近くには地熱活動が見られる秘境として有名な Orakei Korako (オラケイ・コラコ)があります。オラケイ・コラコを歩いた後に、ゆっくりワイキテ・バリーで温泉に浸かるのもこれまたオツな体験となることでしょう。

Waikite Valley Thermal Pools
住所 :  648 Waikite Valley Road, Rotorua
営業時間:朝10時~夜20:30まで
     温泉利用夜7時15分まで
     クリスマスを除き毎日営業
料金:大人22ドル、15歳以下12ドル、5歳未満4ドル
   プライベイト・スパ 1人28ドルより
電話:64 7 333 1561
EMAIL : info@hotapools.co.nz
HP : www.hotpools.co.nz

   巨大立体迷路『 aMAZEme 』


温泉の次は屋外にある巨大立体迷路『aMAZEme』を紹介します。2010年にオープンした『aMAZEme』は、
ロトルアに数多く存在するアトラクションの中では比較的新しいスポットと言えるかと思います。

 

成長するまで5年かかったというとても見事な円形の生垣の外円の入り口地点から円の中心点にあるゴールまで1.4キロメートルあります。
簡単だと思って挑戦したら、なんと45分かかってしまいました。
その日はお天気が良くて暑かったせいか、最後の方は疲れ切ってあきらめたり、すでにゴール地点に到着した人に方向を教えてもらっている人もいました。

迷路の後は、ピクニック・エリアでアイスクリームを食べながら一休み。そして果樹園やハーブ園、それから美しいバラ園を見てまわったりウサギに戯れた後は、庭いっぱいに広がった様々なゲームで遊びました。どれも昔懐かしいゲームばかりで、子供以上に躍起になって遊んでいる大人の姿が沢山見受けられました。

 

聞けばこの『aMAZEme』は、地元に住む老夫婦がお孫さんと昔懐かしい遊びをしたいという発想から生まれたそうです。なるほどノスタルジックなゲームの他にも、お店では手作りジャムやテディベアが売られていて、アート・ホームな雰囲気が満載です。

しかも入場料は大人19ドルとこれまた低く設定されており、老若男女、家族で長時間楽しめるアクティビティ・スポットとしてお薦めです。

★ aMAZEme
住所:1335 Paradise Valley Road, Ngongotahā, Rotorua 3072
開園時間:4月末まで毎日営業
     10am-5pm
               冬は木曜~日曜日
     10am-4pm
     スクールホリディ中は毎日営業
入園料:大人19ドル、子供14ドル、
    ファミリーパス 60ドル

   レイディ・ジェインのアイスクリーム


ロトルアを訪れたら誰もがロトルア湖畔を散策したいものですよね。
最近はロトルア湖名物の白鳥型のボートの他にも、パドルボード体験などのアクティビティも登場し一層賑わっているようです。

さて、そのロトルア湖で忘れてならないのが、この『 Lady Janes Ice Cream Parlour 』と呼ばれるレイディ・ジェインのアイスクリーム屋です。
40年以上前に開業して以来地元民には Lady Janes の名前で親しまれ、今やロトルアのアイコン 的な存在です。おかげでお店の前にはいつも行列が並んでいます。

そのレイディ・ジェインのアイスクリーム屋の特徴は何といっても40種類以上ものアイスクリームから選べることです。アイスクリームの他にも質の良いコーヒー、それからミルク・シェイクやスムージーが注文できます。
お薦めは、普通のコーンではなくて、Danish coneと呼ばれるワッフルのコーン。
そのワッフルのコーンに、珍しいピスタチオのアイスクリームをいただきました。これがとても美味しくて次回もこのピスタチオを注文しようと思っています。

クリスマス・ホリディ中とあって、スタッフのほとんどが地元の高校生らしき若い人ばかりでしたが、とても忙しい中一生懸命に働いている姿がとても印象的でした。

レイディ・ジェインのアイスクリーム屋は夜10時まで開店しています。すぐそばの EAT STREET で夕食を取った後にデザートとしていただいてもいいかもしれませんね。

   あとがき

これまで家族で楽しめる懐に優しくてオツなスポットとして、ワイキテ・バリー温泉と、立体巨大迷路『aMAZEme』、そして『 レイディ・ジェインのアイスクリーム』を取り上げて紹介しましたが、実はもう1ヶ所紹介したい所があります。

朝食で立ち寄った『 Le Café De Paris 』 というフレンチ・カフェで、クレープが売りです。ソルト・キャラメル味のクレープがとにかく美味しくてもう一枚注文しようと思ったほどです。
そのフレンチ・カフェ『 Le Café De Paris 』は以前特集していますのでこちらをご覧ください。

それから、ロトルア・タウポで家族で温泉巡りを計画中の方にはこちらも参考になるかと思います。併せてご覧下さい。

Ngā mihi
Wonderer

ABOUTこの記事をかいた人

1997年にNZに渡航。以来住み心地がよく現在に至る。旅行、ホテル業界を経て現在は教育業界に従事。 趣味は、ガーデニング、アートと映画鑑賞、夏のキャンプ旅行。 パートナーと中学生娘とウェリントン在住。