Abel Tasman National Park Trekking ( エイベル タスマン国立公園 トレッキング )

Kia ora

一生の内に挑戦してみたい事を英語でbucket list と言うそうですが、その bucket list にエイベル・タスマン国立公園のトレッキングが入っている人は多いと思います。国内に13箇所ある国立公園の中で規模は一番小さいですが、南島のMarlbrough 地方はNelson の北西部に位置 している為、天候が穏やかである事と、また、唯一海に面している国立公園とあって、黄金色の砂浜や風光明媚な景色が眼下に広がり、生い茂る樹木がつたうトレッキングコースは、とても人気があります。全コースを歩くと3~5日かかりますが、一部だけを歩くこともできる為、家族ずれで楽しめることも人気がある理由の一つです。

かくいう私も小学校低学年の子供がいるので、全行程という訳にはいかず、一日のトレッキングに挑戦しました。どのコースにするかさんざん迷った挙句、Seals and Beach が謳い文句の人気コースTonga Quarry -Medlands Beach 間を選びました。距離4km、約二時間のコースです。両ポイントまでの送迎用として、Wilson社の水上タクシーを予約。(料金:大人70ドル、子供34ドル。2017年1月時点)


当日朝、9時20分に国立公園の玄関口Kateriteri で水上タクシー(実際はボート)に乗り出発。20分程で、Split Apple Rock と呼ばれる 見事に真っ二つに割れたリンゴの形をした岩が現れました。近くで見ると圧倒されそうになるくらい迫力があります。


その一時間後、目的地のTonga Quarry に到着まじかに、数頭のオットセイがボートの回りで悠々と遊び、その数メートル先に、バンドウイルカが次々にジャンプしながら泳いでいる場面に遭遇。船上では大人も子供も一緒になってはしゃぎました。

11時過ぎTonga Quarryのビーチに到着し、ピクニックをして早めの昼食をとった後 いよいよ本番のトレッキング開始。最初の数百メートルは勾配のある登り坂が続いたものの、しばらくすると、ゆるかやかな下り坂となり楽になりました。


途中何度も足を止めて子供をなだめながら歩くこと二時間、ちょうど疲れを感じ始めた頃に、見所の一つの吊り橋を渡ると、生い茂る木々の間からBark Bay が見えて来ました。まるで天女が舞い降りたという表現がぴったりの光景に、疲れもいっぺんに吹き飛び、親子して速足でBark Bay へと向かいました。

* 写真 5 と6


所要時間を優に30分超えて、ようやくBark Bayに到着。Bark Bayはこの世の楽園と言って良い程実に美しい砂浜です。ここで二時間ゆっくりくつろいだ後、5時前にMealands Beachに移動し、水上タクシー(ボート)に乗って帰路に就いたのでした。

私達のコースは、トレッキングと水上タクシーの組み合わせでしたが、カヤックと組み合わせたり、日数も自在に選べます。また宿泊施設もキャンプ場や瀟洒なロッジなどの中から選ぶことができます。詳細はこちらをご覧ください。https://www.abeltasman.co.nz/

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ABOUTこの記事をかいた人

1997年にNZに渡航。以来住み心地がよく現在に至る。旅行、ホテル業界を経て現在は教育業界に従事。 趣味は、ガーデニング、アートと映画鑑賞、夏のキャンプ旅行。 パートナーと中学生娘とウェリントン在住。