あの世界ビデオゲームの殿堂マインクロフトにニュージーランドが登場しました。
ツーリズム・ニュージーランドとマインクラフトがタイアップして製作されたゲームでは、ニュージーランドのホットスポット6カ所をバーチャル体験できます。
無料でダウンロードしてプレイできるので、ニュージーランドに興味がある人はぜひお試しあれ。
コンテンツ
1. はじめに
Kia ora
どうしてニュージーランドがマインクラフトに?と思っている人は多いかもしれませんね。
月間1億7千万人のユーザーを抱えるマインクラントのユーザーの平均年齢は24歳と、子供だけでなく大人にも人気があるゲームです。
この為、ユーザーがバーチャルに楽しんだ後に実際にニュージーランドに足を運ぶとして年内に5千万ドルの収益の他、同じ額の宣伝効果が見込まれています。
勿論、日本では4月25日に公開予定の実写版映画『マインクラフト/ザ・ムービー』に先駆けたものです。ちなみにジェイソン・モモアやジャック・ブラック出演のこの映画、ニュージーランドで撮影されています。
2. ゲーム・コンテンツ
🔶 NZのホットスポット6カ所を訪れる
マインクラフトのゲームでは、ニュージーランドの観光名所中の名所6カ所を訪れます。勿論ただ訪れるだけでなく、カヤックを漕いだり星空を観察するなどアクティビティが満載です。
- テ・プイア
Te puia 北島最大の観光地ロトルアにある地熱の名所。巨大間欠泉、キウイバード 、マオリショー、マオリアートが楽しめる - ワイトモ洞窟
Waitomo Caves 北島ワイカト地方 にある鍾乳洞でツチボタルを見ることができる

- カーピティ島
Kāpiti Island 首都ウェリントンの北部にある島。マヌカなどの固有種からなる原生林が復活、また天敵を取り除かれ、キウイやタカへなどの鳥が保護されている。 - エイベル・タスマン・国立公園
Abel Tasman National Park 南島の北端に位置する。金色の砂浜や、風光明媚な景色が楽しめるトラック、カヤッキングなどが楽しめる。 1642年にNZを最初に発見したオランダ人の航海家エイベル・タスマンにちなんで名前がつけられた
- テカポ
Tekapo 南島中央部に位置し、雄大な山々に囲まれたターコイズブルーの湖、有名な善き羊飼いの教会、そして世界有数の星空観察の名所として有名。アオラキ/マウント・クック国立公園やプカキ湖にも近い

- パテア/ダウトフル・サウンド
Patea/Doubtful Sound 南島のフィヨルドランド国立公園内に位置し、アクセスが水路または空路に限られた秘境。珍しいフィヨルドランド・クレステッド・ペンギンや、バンドウイルカ、ニュージーランド・オットセイが生息している。
🔶マオリ文化も味わえる
ゲームをダウンロードをすると、真っ先に marae(マラエ)と呼ばれるニュージーランド先住民のマオリ族の聖域である集会所で、マオリの伝統的な歓迎の挨拶で迎えられるなど、マオリ文化も盛り込まれています。
尚、このマインクラフトに登場するマラエは、Te puia テ・プイア(ロトルア)のあるNew Zealand Māori Art and Crafts Instituteの彫刻師やデザイナーによりデザインされています。
🔶 旅のマナーを学べる
旅行者がニュージーランドの各地を思いやりと敬意を払いながら旅することを目的に、旅行者としての心構えやマナーなどを学ぶシーンも設けられています。

3.ツーリズム・ニュージーランドとマインクラフトとは?
ツーリズム・ニュージーランドとマインクラフトにあまり馴染みがない方のために、簡単に紹介します。
🔶 ツーリズム・ニュージーランド
ニュージーランドの観光に関するマーケッティングやプロモーションを行う政府機関。1991年設立。
🔶 マインクラフト
スウェーデンのMojang Studios(モヤン・スタジオズ)が製作したオンラインゲーム。2009年に初版がリリースされ、2014年販売本数が6000万本に達し「世界で最も売れたインディーゲーム」としてギネス世界記録に認定。2023年の売り上げが3億本を記録。また、世界ビデオゲームの殿堂にも選ばれている。
4. あとがき
バーチャル体験で訪れる六つのホットスポットの内、私自身唯一訪れたことがないのがパテア/ダウトフル・サウンド(Patea/Doubtful Sound)です。
一般的とも言えるミルフォードサウンドのクルーズ船は体験したことがあるのですが。。。
ダウトフル・サウンドの船中泊のクルーズに参加した友人家族は、夜に船の電気やゲストの携帯電話などすべてをシャットアウトして、暗闇の中で星空を見ながら鳥の鳴き声に、それも凄まじいほどの音量に耳を傾けたそうで、一生に一度の体験をしたと熱く語っていました。
勿論、ダウトフル・サウンドが私の訪れたい場所のバケット・リストの中に入っていることは言うまでもありません。皆さんに体験談をお届けする日が早くくるといいのですが。。。。
Ngā mihi
wonderer