沖縄長寿の秘訣ベニイモをNZで:PURPLE KUMARA

Kia ora

沖縄の有名な物産にベニイモがあります。中身がきれいな紫色をしていることが特徴で、下の写真のような紅いもタルトの他、沢山の製品がお土産品として出回っています。一度は口にした事があるという人も多いのではないでしょうか?

このベニイモには健康や美容面で大きな効果があり、沖縄のご長寿の秘訣として世界中で研究され注目を浴びています。

ここ数年はハワイでも本格的に生産されアメリカ本土にベニイモが広まっているそうす。

日本では検疫の関係でベニイモの芋自体は沖縄でしか手に入りませんが、ニュージーランドでは purple kūmara ( 紫のサツマイモ )として、スーパーマーケットで簡単に手に入れることができます。

© Yusuke Takahashi via Flickr

特徴


ベニイモ
の特徴は、中を割るとその名の通り見事な紫紅色をしていることです

ポリフェノールの1種アントシアニンという色素を含んでいるためにこのような色になります。

濃い味でなめらかな食感をしており、ワインに例えられることもありますが、他の kumara ( さつま芋)に比べると身の部分がつまっているせいか、べとつきがなくあっさりしています。

ニュージーランドでは、ベニイモの品種名は Purple Dawn になります。
今では kumara ( さつま芋 )の四大品種の一つとして、オークランド北の Kaipara Harbour ( カイパラ湾 ) の農場で広く生産されています。
この Purple Dawn、新聞や料理雑誌などでは Okinawan sweet pototo/kumaraのフレーズで良く紹介されています。
日本人にとっては喜ばしいことですよね。

NZのベニイモは他の品種に比べて甘みが抑えられているようですが、ローストやサラダに、それからマッシュポテトに向いています。

旬はニュージーランドの秋の 6月~7月。
ちょうどマオリ族の新年の祝い *matariki ( マタリキ )の時期に当たり、マタリキを記念する料理の一品としても重宝されています。

*matariki ( マタリキ新年 )について、詳しくはこちらを。

効用


ご存じの方は多いと思いますが、沖縄はご長寿が多いことで有名です。

100歳以上のお年寄りの数は、人口 10 万人につき 68 人の割合で、日本の他の地域の 40 % も上回っています。
アメリカに比べると その数は 3 倍以上になるそうです。

その長寿の秘訣について世界中で色々な研究がなされ、島のシンプルな生活スタイルと、もう一つの要因としてこのベニイモを炭水化物として毎日摂食していることが挙げられています。

Image by fujikama from Pixabay

赤紫を作るアントシアニンという色素は、ブルーベリーや紫色の葡萄と同じように、抗酸化物質が豊富で、癌、炎症、血液の病、高コレステロール、心臓病の予防に良いと言われています。特に癌と心臓病に効くそうです。

そのアントシアニンと共に、ベニイモに含まれるフラボノイドという成分も強い抗酸化作用を持ち、また、他の芋類に比べてはるかにビタミンAとβ[ベータ]カロテ[チ]ンを含む量が多いことでも知られています。

また、さつま芋が甘いのはブドウ糖や果糖ではなくてアミロースと呼ばれる成分によるものですが、このアミロースはかなりゆっくりとしたペースで血液中に取り込まれるため、血糖値がさほど上がる事がありません。
このため、炭水化物の中でも極めて体に良いもので、特に糖尿病を抱えている人には最適の成分と言えます


最近では、オークランド大学の研究者が ベニイモは結腸がんの発生率を75%も抑えると発表したことでも有名です。

まとめ

これでベニイモが健康にとてもいいことはおわかりいただいたかと思います。

ニュージーランドにいらっしゃる方、健康で長生きする機会を見逃すわけには参りません。
早速買って料理してみてはいかがでしょうか?

他のさつま芋のように、ロースト、茹でる、蒸すなどして色々な料理ができます。

ベニイモは皮も食べることが出きますが、料理によっては皮をむくものが多いようです。
またローストする場合は他の芋より長く調理時間がかかりるので、ご注意を。

最後に、このベニイモはスーパーマーケットでも手に入りますが、勿論自分で栽培するとこともできます。
ベニイモを暖かい所で土の中か水の中に置いて、数週間後に根が5-10cm位に伸びたら、土に植えるだけです。

私自身も、秋の収穫を目指してこれからベニイモ栽培に挑戦するつもりです。
沢山実がなればいいですけど。。。

Ngā mihi
wonderer
 

 

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1997年にNZに渡航。以来住み心地がよく現在に至る。旅行、ホテル業界を経て現在は教育業界に従事。 趣味は、ガーデニング、アートと映画鑑賞、夏のキャンプ旅行。 パートナーと中学生娘とウェリントン在住。