トマトの値段高騰!NZの食料品の物価 4.5% 上昇

Kia Ora

温室栽培のおかげで今では一年中手に入るようになっても、やっぱり夏の風物詩と言えばトマト。
ニュージーランドのお馴染みのバーベキューには、新鮮な野菜がいっぱいのサラダにはトマトは欠かせない存在です。

ですが、この夏はトマトの値段が高くて、庶民の食卓からは遠のいているようです。
どうしてこんなにトマトが高いのか調べてみました。

トマトの値段

ニュージーランドでは今年も暑い夏が続いています。
スーパーの野菜や果物のコーナーでは、スイカや桃、アプリコットなどの夏の果物が沢山お店に並んでいて、嬉しさのあまりついつい買いすぎてしまうという人も多いのはないでしょうか。

ですが、トマトは違います。トマトに限っては全然安くなっていません。むしろ目が飛び出るようなと言ってもいいくらいの高い値段がついています。

ニュージーランドの国の機関の調査によると、一年前のトマトの値段は1kg 当たり 3.33 NZドル (約230円)だったのに対し、今年は6.61ドル (約460円)なんと2倍近くの値段がついています

トマトの値段高騰の理由

トマトの値段の高騰の理由として、昨今のコロナ喎で海外からの労働者不足が原因だと誰しもが思いがちです。が実際は、現在ニュージーランドで全国的に流行しているウィルスの被害で、トマトの生産量が極端に減っていることが大きな原因です。

Pepino mosaic virus (PepMV) と呼ばれるウィルスに感染すると、トマトの葉は変色し、やがて苗自体が枯れてしまいます。去年(2021年)5月にオークランドの農場で温室栽培のトマトが感染して以来、 PepMV ウィルスは全国的に広がりトマト生産農家に大打撃を与えています。

ウィルスに加えて、コロナ喎で海外への輸出が伸びないとみて、もともとの栽培量が減らされていることも挙げられています。

一年前はトマトの生産量は例年通りでしたがコロナ禍で海外への輸出が抑えられ、その結果国内の市場にトマトがあふれ値段が安くなっていました。

上の写真は去年の春先の9月に撮ったものです。
なんと 1kg 14.99 ドル ( 約1,000 円) の値段がついていました。
この頃は多くの人が、夏には普通の値段に下がっているだろうと疑いもなく思っていたに違いありません。

他の食品の物価上昇率

トマトの値段が高いのは、ウィルスの影響であり、決して生産者や国などが利益を貪っているのでないことがわかりました。では、他の食料品の値段はどうなのでしょうか?

一般に、トマトの値段の高騰により、ニュージーランドの食料品全体の物価は前年度に比べて4.5%上昇していると言われています。


今年は、トマトと同じように夏の風物詩である桃、ズッキーニ、きゅうりは例年になく安い値段で売られています。またキウイフルーツ、クマラ(さつまいも)、アボカドの値段も安定していますが、その代わり、じゃがいも、玉ねぎ、りんごの値段が去年に比べて高い値段がついています。
結果として、野菜と果物全体の物価は去年に比べて2.6%上昇率を示しています。

トマトに続いて食品の値段の上昇利率にもっとも影響を与えているのは牛乳、ヨーグルト、卵で、これらを入れると、食料品全体で 4.5 %の値段の上昇となっています。

これに比例して、レストランや出来合いの料理の値段も5.1%上がっているそうです。

逆に値段が下がっているのが、清涼飲料水と鶏肉で、それぞれ 1.2%、0.6% 下がっています。

(参照元: https://www.rnz.co.nz/national/programmes/morningreport/audio/2018827559/tomato-prices-doubled-over-a-year )

あとがき

食費を抑えるのであれば、トマトやじゃがいも、玉ねぎ、りんごは避けて、桃、ズッキーニ、きゅうり、キウイフルーツ、クマラ(さつまいも)、アボカドを使った食生活を考える必要がありそうです。

ですがサラダには、やっぱりあの赤い色をした甘い味のトマトを欲しくなりますよね。特にバーベキューの準主役とも言えるサラダには。

そういう方は、自宅でトマトを育ててみてはいかがでしょうか?
家庭菜園が趣味の私は裏庭に色々の野菜を栽培していますが、その中でもトマトはほとんど失敗なく毎年実をつけています。ですので、誰でも簡単に育てるトマトとして、自宅で栽培されることをお薦めします。

今も庭で沢山のトマトの実を収穫している最中ですが、秋口の収穫用にと新たに苗を植えました。去年のように今年も4月くらいまでは暖かいといいのですが。。。

最後にこれまで食品について幾つか記事を挙げています。興味のある方は合わせてお読み下さい。

 

Ngā mihi
Wonderer



ABOUTこの記事をかいた人

アバター

1997年にNZに渡航。以来住み心地がよく現在に至る。旅行、ホテル業界を経て現在は教育業界に従事。 趣味は、ガーデニング、アートと映画鑑賞、夏のキャンプ旅行。 パートナーと中学生娘とウェリントン在住。